記憶に残る名刺は必要だ。
でも記録はデジタルでよい。
株式会社働きごこち研究所 代表取締役 藤野貴教
今回はオンラインビデオミーティングでのインタビューとなりました。
藤野さん、なんか凄い快適な場所におられますね?
今日は僕はハズフォルニアビーチハウスという場所にいるんです。友人と一緒に始めた期間限定の海の家なんですけど、今日も会計士さんと打ち合わせしてから一緒にSUPして最高に気持ち良かったですよ。
羨ましいですね。藤野さんは採用コンサルティングをスタートとして創業されたそうですが。
採用や組織の活性などを主に行っています。働くことは本来楽しいはずなんですよね。自分の得意なことを提供して、皆に感謝して喜んでもらえる。こんな素晴らしい喜びはないと思うんです。働くことが辛いということは単に自分がやりたくないことや得意ではないことを無理やりやっていて、それによってパフォーマンスや成果が出ないという状態だと思うんですよね。それを解消する方法論やノウハウを提供しています。
「2020年人工知能時代僕たちの幸せな働き方」という本も執筆されていますね。
よくAIによって仕事が奪われるというような趣旨の記事がありますが、僕は奪われるとは思っていないんです。例えば税理士さんや会計士さんの仕事は記事等によって奪われる職業に掲載されていたりするんですが、税理士さんや会計士さんは本来は顧客に税務アドバイスや会計アドバイスを行うことが仕事で入力や仕分けをすることが仕事ではないはずなんです。
なので、AIやテクノロジーが発達すればするほど税理士さんや会計士さんは顧客の数字の入力や仕分け作業に関しては、自動化されてスピードもアップして処理能力も上がり、本来の顧客へのアドバイスのサービス時間に時間を使えるようになり、今までは1人で20社のクライアントしか物理的に顧問契約が難しかったのが40社、50社と顧問契約が出来るような可能性がある。ということだと思うんです。別にアドバイスも会いにいかなくても、今回のインタビューのようにビデオ会議でやればいいですから日本中どこにおられる顧客でもお客様に出来ると思います。
そのようにテクノロジーが発達することによって、皆が自分の得意なやりたいことをやるだけで、やりたくないことはAIに任せたり外注化して全員がハッピーになれるよね。ということを様々な方にお伝えしています。
働き方改革って残業がなくなるとか、働く時間が短くなるということだけが言われていますが、好きな仕事だと働く時間が短くならなくても良い人も沢山おられるでしょうし、ハードワークしたいという本人のキャリア上のフェーズや、その時々の外部環境によって変わると思うんです。ですので、個々人が自分の好きな仕事を主体的にやれる状態にするというのが本来の働き方改革だと僕は思っています。
さすが藤野さん熱いですね。ご自身自体が楽しそうです。メイシーはどこで知って頂いたのですか?
「1分で話せ」の著者であり、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんが使っていたことから知りました。
メイシーの何が気に入って頂いてますか?
やはり人が入力していることもあって精度が高いです。メールの一斉送信も、かなり使っています。
あと自分の名刺は結構お金かけて作っているんです。デジタルで情報交換が出来る時代にアナログな紙の名刺って必要ないのでは?という議論がありますけど人が最初に出会った時の名刺交換って単に記録のデータの交換ではなく、身体的な記憶としての名刺交換をしているはずなんです。だから僕は名刺のデザインとか紙質にもこだわって作っていて、出会ったその場での印象とか雰囲気とかそういうものが記憶に残る為にデザインしているんです。
ですので、名刺交換は非常に重要な大人の挨拶ですし、今後もなくならないと思っています。そして、その一瞬のイベントで記憶に残って欲しいと思って僕はデザインしています。記録はデジタルで良いと思っているのでメイシーさんで管理ですね。デジタルであれば紙とは違って劣化することがないですしね。
確かにそのとおりです。
メイシーを導入される前はどのように名刺管理されていたのですか?
全く出来ていなかったです。以前はCRMも使っていたのですが、使い勝手が悪くて今はメイシーをCRM的に使っています。といってもメールで講演の案内などをするだけですけどね。古い友人の名刺がメイシーに入っていなくて講演の案内が送られていないことに後で気づいて、改めて名刺貰ってるということもありますよ(笑)
お会いした人が記録として1箇所に入ってるというだけで満足ですね。CRMなどの高級な機能は難しくて使えないことも多いですし。
このような機能やサービスがあればいいのに。などのご要望などはありますか?
簡単なダッシュボードがあると分かりやすいと思います。名刺枚数や、その中の不着メールの割合がわかるようになっていたり、アクティブな名刺がどれぐらいあるのかなどが簡単にグラフなどで表示されていると、更に便利だと思います。
なるほど。データ全体を視覚化されたいということですね。
シンプルで分かりやすくて、やる気が出る。というのが一番いいと思うんです。
テクノロジーは個人の得意なことをサポートしてくれることで個人のパワーが最大限に発揮できるようになると今後更に素晴らしい社会になると思っていますので、メイシーのようなSaasのサービスはもっとカスタマーサクセスに注力して頂きたいです。
ご意見ありがとうございます。今回はインタビュー本当にありがとうございました!
株式会社働きごこち研究所
http://www.hatarakigokochi.jp/