情報にはお金がかかります。得るにも蓄積して分析するにも、社内で共有するにも、それなりの費用がかかるものです。しかし、できるだけコストを削減することはできるでしょう。
うまくCRMシステムや名刺アプリを利用することで、効率アップとコスト削減を狙うことが可能です。また情報共有で利用できる連携サービスを利用することも一つの手段ではないでしょうか。
今回は情報共有にかかるコストを削減するための、名刺の顧客情報からZoho CRMで利用できる連携サービスについて解説します。
電話の連携を行おう
対面だけでなくメールや電話といったさまざまなツールによって連絡することが可能であるために、逆に連係ミスによる連絡の遅れや連絡が重なってしまうことも起きてしまいます。
ときには電話連絡したこともうまく伝わらなかったり、時間に間に合わなかったりすることもあるのではないでしょうか。
そのような時には、電話機能の連携を行うことがおすすめです。CRMシステムや名刺アプリなどに電話機能が連携でき、連絡ミスを減らせるのであればそれだけで顧客の満足度もあげられる可能性もあるため、試してみる価値のあるシステムだといえます。
コールシステムとは
顧客情報画面に、電話がかかってきたことを知らせてくれるシステムがあります。とはいえ作業中、あるいは顧客対応中であれば画面を開くことができず結局着信があったことがわからない、という懸念もありますね。
Zoho CRMのコールシステムであれば、着信があったことが顧客情報画面に表示されるだけでなく、ポップアップにも表示されるので、着信があったことがすぐにわかる仕様になっています。
さらに登録されている電話番号にワンクリックで電話ができるため、忙しい中でも画面を開くことなくすぐに折り返し連絡ができるのが、大きな利点といえるでしょう。
ボイスメール機能とは
Zoho Phone Bridgeにはコールシステムだけでなく、ボイスメール機能も搭載されているのが大きな特徴です。
ボイスメール、いわゆる留守番電話機能があるため、顧客がすぐに情報を伝えたい、もしくはあえて折り返しが必要ないという時等に利用できるでしょう。不必要なやり取りを排除し、必要な連絡だけをすることが可能になります。
Zoho Mailアドオンを知ろう
Zoho Mailアドオンを利用することで、Zoho内すべての顧客のメール情報を一元管理することができます。
そのため、情報共有がたやすく、伝え忘れなどといったミスを減らすことができるでしょう。また顧客情報内のクライアントとメールの共有などもできるため、素早いやり取りが可能になります。
メールでのコミュニケーションを取ろう
メールで顧客・クライアントと情報共有を行いコミュニケーションをとることで、情報の管理がしやすく行き違いや連絡ミスなどといったことも起こらなくなります。
また電話とは違い、場所を選ばず外出先や公共交通機関の中でもさっと開いて確認ができるのも、大きな利点といえるでしょう。
Zoho Finance Suite連携をしよう
Zoho Finance Suite、いわゆる会計サービスとそのほかのシステムを連携することで、より顧客情報の管理をしやすくなります。すべての情報を共有、一元管理することが顧客のニーズに素早く対応し、売り上げのアップにもつながるのではないでしょうか。
そのためどのようなサービスがあるのか、連携できるシステムはどのようなものなのかを知ることが大切です。
Booksとは
Zoho Booksとは財務管理サービスの一つです。オンラインで使用できるクラウド型のサービスであり、会計士でなくても簡単に扱えるのが大きな特徴です。
顧客やクライアントの取引データを記録、蓄積できるために財務情報の把握が簡単にできます。
Invoiceとは
Zoho Invoiceは、請求書を作成するためのクラウド型サービスです。いくつかのプランがあるためにあらゆるビジネスニーズに対応でき、請求書の一元管理が可能なので顧客を多数抱えていてもミスは少なくできるでしょう。
また作成や発信をするだけでなく、プロジェクトの管理も可能であるために、より利用の幅も広がります。
Expenseとは
Zoho Expenseは経費のレポートを作成するためのソフトウェアです。オンラインで簡単にでき、ビジネス経費を記録、レポート分析、自動承認まで可能なために不必要な手間を省くことができます。
また経費報告書全体のワークフロー管理も可能で、領収書自動スキャンなどといった機能も兼ね備えているのも、大きな特徴といえるでしょう。
Subscriptionsとは
Zoho Subscriptionsは、繰り返し請求や決済を管理するためのクラウド型システムです。定期支払や定期決済など毎回同じことを繰り返す手間が省けるため、工数を抑えることもできるでしょう。
また、顧客やクライアント全体の支払い・決済処理などといったライフサイクルの管理がたやすくできるようになります。
すべてアカウント連携が可能
Zohoはすべてのアカウントが連携可能です。うまく連携することにより、顧客・クライアントの未使用クレジットや会計情報などを共有することもでき、商品の売込みや取引などを円滑に進めることができるようになるでしょう。
また請求書の発行や管理もたやすくできるようになるのも、大きな利点であるといえます。すべてオンラインで完結できるため、余計な手間を省くことが可能です。
顧客情報の共有に会計サービス情報を一括管理・共有することで、今までないマーケティング戦略の展開も可能になるのではないでしょうか。気になるようであればお試し期間もあるため、ぜひ一度導入してみてください。
Zoho Campaignsを活用しよう
見込み客などを効果的に育成するためには、顧客管理ツールであるZoho Campaignsを活用するのがおすすめです。HTMLメールが手軽に作成でき、メールのテンプレートも豊富です。
パーソナライズ機能を活用することで、見込み客に対して適切なタイミングで効果的なメールの配信が可能。Zoho Campaignsをうまく活用することで、商談を有利に進めることができます。
メールマーケティングを活用しよう
メールを有効活用して、タイミングや配信時間をうまく調整してください。
メールマーケティングを活用し、効果的に使用することで見込み客を取り込むことや、商談を自分に有利に進めることが可能になります。またメールマーケティングを活用することによって営業の幅も広がることでしょう。
特にメールの件名や内容は重要であり、顧客の心に響くように適切な言葉を探し出すことが必要です。豊富なテンプレートを使用することで、文才がなくても簡単に顧客の心をつかむ件名や文章を作成することができます。
タイミングよく発信することでメールに対するアクションを改善し、よりスマートな営業を可能にします。
まとめ
Zoho CRMの連携サービスを利用することで、顧客の情報を社内で簡単に共有することができます。電話やメールなども連携・情報共有が可能であるため、連絡のミスや重複を防ぐことができ、より顧客満足度を上げることができるでしょう。
また、一つのシステムで一元管理をすることで情報共有にかかるコストの削減も可能になるのも、大きな利点です。
名刺の顧客情報からZoho CRMで利用できる連携サービスをうまく活用して、コストの削減と情報共有のスピードアップを狙いましょう。